路地裏ブック

本の感想

猫になることができる小説5編

はじめに


塀の上や軒下でのんびりしている猫を見ると、自分も一度は猫になってみたいと思ったことはないでしょうか?
というわけで今回は猫になることができる小説を5編集めてみました。

ポール・ギャリコ『ジェニィ』

ジェニィ (新潮文庫)

ジェニィ (新潮文庫)


猫好きと知られたポール・ギャリコの名作です。猫になって大冒険することができます。長編です。
いじわるな猫が現れたり、かわいい猫が現れたりします。
普通におもしろい冒険小説です。

2ジャンニ・ロダーリ『猫とともに去りぬ』

猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)

猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)


こちらは短編です。家出をしたおじいちゃんが猫になる話。広場では同じように人間が嫌になって猫になった人たちが大勢いて、猫ライフを楽しみます。
五分で楽しめる短編でありながら、ユーモアと愛があって大変にオススメです。

西澤保彦『いつか、ふたりは二匹』


眠りにつくと猫の体に乗り移れる少年が主人公です。
猫になって悲惨な事件を解き明かそうとします。ほのぼのしつつ西澤保彦ならではの毒もあります。どんでん返しもありますよ。

小路幸也『猫と妻と暮らす』


自分ではなく妻が猫になってしまう小説です。
一風変わった世界で、心あたたまります。

保坂和志『明け方の猫』

明け方の猫 (中公文庫)

明け方の猫 (中公文庫)


いままであげた4つの小説がキャラクター的な猫に対して、『明け方の猫』は猫になったときの感覚がリアルに描かれている傑作です。
本格的に猫になりきることができます。文章がやや難しいですが、読んでいて不思議な感覚に受けいること絶対です。

おわりに


猫になることができる小説5編紹介しました。
どれも普通におもしろいですよ。
お気に召すものがあれば幸いです。