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本の感想

安藤俊介『「怒り」のマネジメント術』感想

「怒り」のマネジメント術 できる人ほどイライラしない (朝日新書)
「怒り」ほど制御するのが難しい感情はないと思う。さらに怒りが厄介なのは、そこに「攻撃性」を持っていることだろう。
一時の感情に身を任せてしまえば、人間関係の悪化のみならず、下手すれば自分の人生でさえ台無しにしてしまう。

本書では、そんな難しい「怒り」というものを題材にしながら、「アンガーマネージメント」という怒りのコントロール術について記されている。

読んでいてもっとも驚くのは「全ての怒りの原因は自分である」ということだろう。
自分のせい? そんなわけがない。あいつが悪いから怒っているんだ。
そう思われるかもしれないが、安藤さんは人間にだけある「意味付け」というものが、怒りを発生していると説く。
怒りという感情の引き金を引いているのは自分なのだ。

怒りのメカニズムを解いたあとで、実際に怒りをコントロールする方法が述べられる。嬉しいのは即効的に効く「対症療法」と、根本から変える「体質改善」の両方について書かれていることだろう。

もし「怒り」の感情に支配されそうになったときは、是非この本を読んでほしい。